高血圧は実は非常に危険の伴う病気なのです。高血圧に効く薬は様々あり、流通していますが、オルメテックという医薬品はご存知でしょうか?オルメテックという医薬品についてご紹介いたします。

バルサルタンの副作用

バルサルタンは血圧の治療薬でディオバンの商品名で市販されています。
バルサルタンについては2007年に複数の大学が関わった臨床研究に関する論文のねつ造やデータ改ざんが明るみに出たことがあり、これがディオバン事件と呼ばれています。
しかしこの事件で論文の撤回などがありましたが、薬の効果と副作用には何ら違いはないと結論づけられました。

バルサルタンはとても効果のある薬ですが、一方で副作用も報告されています。
主な副作用として体のだるさや目眩、頭痛を感じることがありますが、軽い症状なら徐々に慣れてくるでしょう。
ひどい場合は医師に相談するようにします。
また不眠になったり昼間に眠気を感じることもあり、このときは薬の用量を減らして様子を見ると良いでしょう。

初回投与後は、失神や意識消失を伴う一過性の急激な血圧低下を起こす恐れがあるため、このような症状が出たら直ちに投与を中止して医師に相談します。
また、腎臓や肝臓に疾患があるとその症状が悪化して腎不全や肝炎になることがありますので、定期的に検査を受けて重症にならないように予防することが必要です。

高カリウム血症を発症しているとバルサルタンの投与によりさらに病状が悪化するので、やむを得ない場合を除いて投与は避けるべきです。
さらに稀ではありますが、顔面や唇、舌が腫れ上がり息苦しくなることがあります。
湿疹やただれなどの重い皮膚障害を引き起こすこともあり、皮膚や粘膜に異常を感じたら皮膚科の医師にも相談してください。

呼吸困難や発熱、から咳の症状や胸部X線で異常が見られるような肺炎の症状が出たら、直ちに投与を中止して副腎皮質ホルモン剤の投与などの適切な処置を行います。
その他に頻度は少なくとも重い副作用として手のふるえや痙攣を伴う低血糖、白血球や血小板の減少などがあり、これらの症状があらわれた場合はすぐに投与を中止して医師の診断を受けてください。
上記以外でも気になる症状がでたときは、医師や薬剤師に相談しましょう。

バルサルタンに関する事件とは

バルサルタンの関わった事件にディオバン事件というものがあります。
これはバルサルタンの臨床研究データを改ざんした問題で、関わった5つの大学なども含めて大きな波紋を呼んだ事件です。
バルサルタンの臨床研究には京都府医科大学・東京慈恵会医科大学・滋賀医科大学・千葉大学・名古屋大学がかかわっておりそれぞれ論文を発表しました。
しかし、その研究データはノバルティスフォーマ社の社員が関与して不正にデータを改ざんしたのです。
ディオバンは日本国内で年間1000億円超もの売り上げがあったため、この不正論文により年間200億円の損害が患者らに生じたとされています。

この問題では臨床研究データに関して2007年から疑問の声が上がっており、多くの臨床疫学専門家から『限りなく黒に近い灰色』と評されていました。
2011年にも論文不正の疑いが指摘され調査委員会が立ち上げられ、2012年に論文が撤回され2013年に統計解析者として関与し論文にも名前が記載されていた人物がノバルティスフォーマ社の社員であることが判明。
そこから大学での臨床研究論文にもノバルティスフォーマ社の社員であることを明示していなかったことが利益相反関係を公表していなかったことが問題となったのです。

この事件から薬事法違反として社員は逮捕されたものの無罪が言い渡されました。
データの改ざんは認められたものの医師に発表させた論文は薬事法が規制する広告に当たらないと判断したのです。
つまりデータの水増しや改ざんをしたのは学術論文でありバルサルタンの購入意欲を促進させるものではないと考え、罪にならないとしました。
またバルサルタンの効果や副作用についてもこの問題による影響はなく薬として使うことに問題はありません。

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